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虹のラブラドライト ―スペクトロライト
2015.12.26 Saturday 17:17
151226b3a.JPG

スペクトロライトと呼ばれるラブラドライトがあります。
これはフィンランドのユレマというところだけから産出していました。
していました、って過去形についてはこの後書きますね。

最近ではかなり人気が出てきて
あちこちで見かけるようになってきてます。
しかしお値段が。
例えば10gあたりで1諭吉以上のところもあれば
1英世のとこともあります。

ただ花が思うに、
今のところ満足できるスペクトロライトを
日本では見たことがありません。

めちゃ偉そうになってまうかもしれませんが
ホンマにきれいなスペクトロライトはこれやで!
って、生意気な記事を書いてみます。

まず、ラブラドライトとの違いですが
地の色が違うんですよね。
ラブラドライトってこんな感じでしょ?

_MG_1552.JPG
白っぽいというか、グレイの地色。
そしてほとんどが青や黄色系のラブラドレッセンスの光。
たまにピンクもありますけどね。
以前ラブラドライトご紹介のページに
画像を載せてます。

月光と太陽の光 ―ムーンストーンとラブラドライト
http://mam-and-dad.jugem.jp/?eid=243


でもスペクトロライトはまず、
地の色が黒いんです。
サイロメレーンほどでもナイですけど
メタリックな感じもあります。


でもこれが角度を変えると…

_MG_1555.JPG

これは花が持ってる中でも最も赤っぽい子やないかな。
よく見ると紫や黄緑も見えます。
そしてほとんどがピンクとオレンジですよね。

この子の裏側がまた、綺麗です。

_MG_1558.JPG

151226bM.gif
見事な虹色でしょ?^^

スペクトルというのは「分光」と訳されます。
光は一種の波で、赤色の波長は長く、逆に紫は短いんです。
周波数はその逆で、紫が長くて、赤が短い。

ちなみすべての光の色を合わせると
なんと白色になるそうです。
光をプリズムで分けた各成分の分布を
スペクトル、分光というそうです。


もう1つ、小さなタンブルをお見せします。

_MG_1569.JPG
色が出たくて出たくて仕方ないように見えます。^^

_MG_1572.JPG
サイドには黄緑も。

裏面では…

_MG_1564.JPG

_MG_1567.JPG
綺麗に藍色っぽい青色も出てますね♫


実は虹色というか
色を分けると5色なんだそうです。
赤、黄、緑、青、菫(紫)
でもある人が、どうしても7色にしたかったそうです。
それでオレンジ(橙)と藍色を加えた、とか。

そのある人って、ニュートンさんらしいですよ。(笑)

現在では藍色ではなくて水色が主に虹の七色に入っているそうです。

0151226s.jpg


実際、フィンランドのユレマ産でも青色ばっかとか、あります。
大きな原石なら一部を取ればそうなりますよね。
でも花としては虹色がないとスペクトロライトと呼びたくない。
2色や3色ではフィンランド産ラブラドライトって感じで。
でも地の色は黒いんですけどね。

あと、もう1つ、
スペクトロライトの特徴があります。
それは輝きが強力なこと。
ラブラドライトの光とは段違いです。

最近マダガスカルなどで
やはり虹色のラブラドライトや
光の強いラブラドライトが採掘されています。
それもスペクトロライトとして世界中で販売されています。
でも、違うんですよね。

これはマダガスカル産のスペクトロライトと呼ばれるラブラドライトです。

151223MadagascalSpectrolite.jpg

確かに光は強いです。
でも、やはり青が多い。
たまにピンクが入るだけで
お値段が倍くらいになっています。

でもフィンランド産のスペクトロライトに比べればケタ1つお安いですが。


虹色のマダガスカル産もありました。

151223MadagascalSpectrolite-1.jpg
でも、薄っっっ

地の色も白っぽいやん。


原石でもね、
本物のスペクトロライトは
地色は黒いし、
色も豊富で綺麗です。^^

_MG_1573.JPG

151226bM1.gif
これは裏面ですが
表は平らになってたので
店長が軽く磨いてみました。

_MG_1580.JPG

151226bM1a.gif


さて、花お得意の余談ですが
スペクトロライトキャッツアイと呼ばれる
キャッツアイが最近出回っています。
お高いところでは数カラットで諭吉さん。
英世さんのお安いところもあるみたいですが。

それがほとんどインド産、
インド加工が多いんですよね。
んで、試しに取り寄せてみました。

_MG_1598.JPG
う〜ん、キャッツアイだ。
でも地はたしかにラブラドライトっぽいですね。
どこかで見たことあるんですよ、
長石のキャッツアイ、
ラブラドライトキャッツアイがある、って。

_MG_1597.JPG


ところが、ね。
試しに1つ、中央宝研さんに
鑑別に出してみました。
他のルースと一緒に。


なんとその結果…

_MG_1607.JPG
スキャポライトキャッツアイって出まスた〜〜〜(笑)


をいをい、どないなっとんねん。
他の品もいろいろ買うたら
オーナーが機嫌よく、
スペクトロライトキャッツアイ(実はスキャポライトキャッツアイ)を
大サービスしてくれました〜。

ど〜〜〜んっ♫

_MG_1603.JPG
右下の、ほぼ1番小さいサイズの子が検査に出した子です。
だから大きいこは3カラットくらいあるかも。
色も白っぽい子から赤身がかった子、
黒っぽい子まで。

どれがあたるかわかりませんが
よろしければお1つ500円でエエですよ。^^
ご入用の方は仰ってください。
早いうちならお色なんかもできるだけご希望に沿います。

キャッツアイの光がズレたりしてる子もいるのでご勘弁を。



話をもとに戻します。^^

花はやっぱり、虹色でないと
スペクトロライトと呼びたくナイですね。
だって昔、スペクトルマンとか、あったじゃないですか。
(歳がバレるぞ [:ふぅ〜ん:])

スペクトロフラーッッシュ!!!とかって。

0151226.jpg

スペクトルマン、訳して分光人間。(アホー)


_MG_1586.JPG

_MG_1589.JPG


もう今年もあと数日ですか。
年末、忙しいですよね。
大掃除はせなアカンし
お正月のお買い物も山ほどあるし。

_MG_1590.JPG

151226bM1a1.gif


気が急くんですが、
皆さま無理なさらないように。
お身体労わって、ご自愛ください。

そして虹色の新年をお迎えくださいますように。。。


151226b3.JPG


追伸
この両面磨きのタンブルで
当店では1.8諭吉〜3.8諭吉です。
虹色で本物のスペクトロライト。
花は精一杯お安くしたつもりです。

サイズは小さいほうが20.47×23.20×21.40mm 厚さ4.61mm 2.7g
大きいほうが最大高さ44.14×最大幅23.89×厚さ5.97mm  10.6g

どちらか1つでしたら
特別3割引きにして、
また経費だけ除いてネパールの寄付にまわします。

ご希望の方はメールかコメント欄でお声がけください。



先日のフェナカイトもお求めいただきました。

いつお店にだせるかわかんないし
花の石バカが少しでも
ネパールのお役に立てれば。


こんなうれしいコト、ナイです。^^



_MG_1556.JPG




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