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天国への鍵 −ピーターサイト (追記あり)
2015.01.14 Wednesday 17:17

※この記事はもう古くなりましたので

今では内容や詳細、状況が変わってきています。

途中と文末に2018.01.24付で

追記を書き込みました。(緑色文字部分)

 

 





ご存知の方も多いですが

あまりメジャーではナイ石やないかな、と思います。

花の大好きな石の1つ、

ピーターサイト。



発見したSid Pieters(シド ピータース)氏の名前から名付けられました。

海外でも

"The Keys to the kingdom of heaven"

天国の王国への鍵

と呼ばれています。



その美しさに花は

初めて見た時に息をするのを忘れた程です。

危うく窒息しそうでした。(笑)

天国へ行ってまいかけた? たらーっ





なぜにこれほど美しいかというと

ピーターサイトを作っている元が

誰でもよくご存じのタイガーアイ(虎目石)などの

美しいシャトヤンシーが出るので有名なものだから、です。



まず、このタイガーアイ。

元々「石英猫目石」(クォーツキャッツアイ)は

石英に石綿(クロシドライト)が混入した時、

少し酸化して黄色っぽくなったら石英猫目石と呼ばれます。



それの酸化がもっと進むと黄褐色になって

タイガーアイ(虎目石)になります。

ちなみにまったく酸化してない状態は

灰色っぽい色から青っぽい色まであり

これらはホークスアイ(鷹目石)と呼ばれます。



タイガーアイとホークスアイの間くらいの

緑っぽい黄色は

ウルフスアイ(狼目石)です。

当店のビーズコーナーにもありますが。

これはこれで結構希少やったりします。^^

 

※2018.01.24記

ウルフスアイのビーズはSOLD OUT売り切れです




この画像は全く磨いてナイ、タイガーアイのスラブです。

磨いてなくてもきらきらとシャトヤンシーが光ります。

右手は赤いタイガーアイのようですが

赤いタイガーアイというのはタイガーアイに熱処理をしたものです。

でもこの赤い石は赤い部分がきらきらしません。



左のタイガーアイを見てもろてもわかりますが

ちょっと普通とちゃうでしょ?

そう、銀色の帯があります。

これは天然のヘマタイトです。



市場のヘマタイトの多くは合成やと言われています。

これは天然のヘマタイトがタイガーアイと層になっているんです。

赤い方も同じです。

ただ、赤いのはどうやらヘマタイトが酸化した層のようです。
(もしくは赤いジャスパー、赤碧玉の可能性が高いです)
だからシャトヤンシーが輝きません。

中央付近のタイガーアイの部分だけ、きらきらしています。

こうしてヘマタイトが混ざることがある、というコトです。



そして先ほどピーターサイトは

タイガーアイなどからできていると書きました。

タイガーアイ、そして後から出てくる青いホークスアイが

粉々に砕け、

そしてまた石英で固まってできたのがピーターサイトなんです。





ですから赤っぽい部分がありますね。

多分、これはヘマタイトとちゃうかなぁと思います。

(これも赤いジャスパー、赤碧玉の可能性が高いです)

まァ、素人考えですが。





ピーターサイトで上質と言われるのはナンビア産です。

ナンビア産のピーターサイトは青いと言われ

青いピーターサイトが極上の証だと言われています。



でも上の画像のピーターサイトも赤っぽい色が入ってますが

ナンビア産です。

上部にほんの少しだけ、

よく見ると青黒っぽいものが混じっています。



このように黒っぽく見えるところが

実はホークスアイです。

しっかりシャトヤンシーが出ています。







こうしてタイガーアイとホークスアイが

地の動きによって渦を巻くように輝いている、

それがピーターサイトです。

それを固めるのが石英。

だから石英が見えていればまず本物やと安心してもいいでしょう。











これは見事なほぼホークスアイのピーターサイトです。

素晴らしい渦を巻くシャトヤンシー。

タイガーアイやホークスアイは

先ほど青石綿(クロシドライト)と石英でできていると書きましたが

それは直線的なシャトヤンシーです。



ピーターサイトは一度粉々になって

再度、石英で固められるため

渦を巻いたり捻じれたシャトヤンシーになります。

ですからピーターサイトは別名、

テンペスト・ストーン(嵐の石)とも呼ばれます。



なんどもしつこく石英のことを書いていますが

タイガーアイやホークスアイ、

またはもっと酷いのは着色したタイガーアイの粉で

混ぜ合わせて作るのが偽物の多くです。

それらには石英部分が見当たりません。









たとえば初めに石英猫目石の話をしましたが

これは宝石の猫目石(キャッツアイ)とは別物なんです。

宝石猫目石は金緑石(クリソベリル)でできています。

ところがタイガーアイを脱色して

偽物のキャッツアイを作ったりするんですね。





シャトヤンシーは繊維質が密になっている場合に出ます。

クリソベリルだけではシャトヤンシーが出るとは限りません。

また繊維状が密であれば前にも書きましたが

クンツァイトなどや、

それこそラリマーや水牛角でも出ます。



しかし合成で作り出せたのはヴィクトリアストーンだけ。

となれば本物のタイガーアイが安いのをいいことに

砕いて色をつけて混ぜ合わせ、偽物を作るんですね。

練り物であればきれいな丸玉の形にするのも簡単でしょう。



手作りであれば必ずどこかに歪な部分があります。

手にして持てば、わかります。

そして温かみが、ある。





でも青石綿(クロシドライト)というのは毒です。

石綿が体に悪いのはご存知やと思います。

もちろん、もう固まってしまっているタイガーアイやホークスアイ、

そしてテンペストストーン・ピーターサイトは大丈夫です。

ただ、粉々にした時に、毒となります。



だから削って磨いて加工するのも要注意なんです。





偽物を作っている人たちは大丈夫なのでしょうか。

余程の重装備をしないと

吸い込んでしまって、それが蓄積すれば

命にかかわります。





以前にも書いた石の色を良くするための放射線処理とか。

それに携わっている人たちは

そうした偽物作りの仕事をさせられている人たちは

ちゃんとした保護対策を受けているんでしょうか。











これは上の画像と同じ原石から作られています。

角度で光り方が変わっていますね。

アメリカのオーナーに頼んで

使っている原石もわけてもらいました。

ちょこっと下部に石英が見えています。



裏もシャトヤンシーがきれいですよ。^^









ラリマーでもそうです。

ナンビアでしか採れないと言われている

青いピーターサイトも。

他の希少な石も

ざくざくと丸玉で多過ぎます。













天国への鍵と呼ばれるピーターサイト。

それだけではなく、他の石でも

偽物を作っていては

天国に行くことを

神さまが許してはくださらないでしょう…

 

 

 

 

追記:2018.01.24

 

今回アメリカのオーナーからピーターサイトの丸玉を仕入れました。

その際に聞いたのですがこの数年前から

中国でもピーターサイトが発見され採掘されて

すごい数が市場に出回っているそうです。

知りませんでした〜お勉強不足を実感!

 

採掘なのか製造なのかわかりませんが(笑)

ただ質はナンビアよりかなり劣るとの話でした。

中国産はとてもお安いそうです。

 

ピーターサイトは宝石名でも鉱物名でもナイんです。

やはり通称というか・・・

ですから鑑別をしても本物は「クォーツ(水晶)」と出るか

「ジャスパー(碧玉:粗目の石英の固まった宝石名)」などしか出ません。

ただ鉱物名は「天然クォーツ(多結晶質)」と記載されます。

 

ジャスパーと記載されているのを見て思ったのですが

赤色が出る理由もわかる気がしました。

ヘマタイトの酸化も考えられますが

赤碧玉の方が多くて当たり前、ですね^^








 



 

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